自主清算という経営者判断

経営者の方へ

現在、運営している会社の「静止寿命」を把握していますか?

会社を運営していると、順調な時もあれば、不調の時もある。
それは人生バイオリズムと同じような流れだと思っています。

僕は、創業7年目の建設会社の代表取締役に就任したことがあり、独特の世界観に苦労しながらも、独自の経営スタイルを模索して順調に8年が経過しようとしていた時に事件が勃発しました。それは、外的要因でもある「パンデミック」という社会課題。

当時の経営者は、一過性ウィルスの影響だと判断し、従来通りの経営スタイルを継続しようとしていましたが、行政主体による外出禁止要請や対人接触規制など想定外の状況変化が訪れる中で、直接面談を要する業種業態は困惑と衰退を余儀なくされました。

そこで、僕が算出したのが「静止寿命」

一般的に「経理は、経理スタッフ」に任せて資金の流れを短期~中長期スパンで把握している経営者は少ないと思いますが、僕は全てを把握していました。だからこそ、会社運営の停滞による資金収支が悪化した場合の静止寿命を即座に算出し、「その時」を図り、そして決断したのです。

この決断ポイントが適切であったことにより、借財を残すことなく清算結了を経て解散することができました。この「静止寿命」は、有事のみならず平時においても経営者が把握して、次の一手を打つための判断材料にもなり得ると思います。

会社は、たとえ黒字決算でも「資金」という血液が欠乏すると倒産してしまいます。
また、逆に言えば「資金」という血流を常に把握すれば有事のときにも対処法の検討が可能だと思います。

人も生身であるように、会社も生身の生命体かもしれませんね。

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