創業者の想いが詰まっている会社に、後継者として招かれた時に感じる違和感について綴ります。
後継者に選任されたのですから、本人は相当の努力と苦労を重ねてきたのだと思います。そして、後継者を引き受けた時に想うのは「先代の想いと期待に応えるためにも頑張ろう」という強い決意ではないでしょうか。
では、具体的に「後継者」が感じる違和感にいて触れてみます。
先代の歴史が根強い価値観
先代が築いた文化と価値観は、長年の信頼と実績から生まれた宝物です。ただ、その豊かな歴史が根強いがゆえに、時として新しい可能性を感じたときに違和感として立ちはだかることがあります。
経営が順調ならそれでいい
変革を提案すると必ず言われるのが「いま、順調なのだから変える必要はない」という現在のコンフォートゾーンの枠の中で提案を受け入れずに否定されるのです。確かに、いまは順調でも世の中は確実に、そして早いスピードで変化しています。だからこそ後継者の視点で提案をしたのに…後継者の前に「過去の常識」という大きな壁がある。
後継者が抱く違和感の正体
なぜ自分が後継者に選任されたのか…単純に経営者の若返りによる対外的な安心感を得るための形式的なものなのか。いや、もっと他に大切な役割があるはずだ。誰かに相談したいけど、社内には敵しかいないような錯覚にも陥っている。やりたいことはあるのに、どうすればいいんだろう。悩みながらも後継者選任を承認したはずなのに、気が付けば会社にブレーキをかけているようでメンタルが落ちていく…
後継者に必要な思考と行動
先代の想いは変えない。しかし、一歩ずつ時代にマッチした「あり方」に変えていく。これを実現するために客観的な視点を持つ第三者を参入させて、先代の想いを尊重しながらも後継者の想いとリンクさせるクロスポイントを探り、先代が理解できる言葉でメリットとデメリットを提唱することで和解案が見出せるのではないでしょうか。
後継者に必要な参謀の存在
本来のパフォーマンスが発揮できなければ、メンタルにも影響し、そして家族などプライベートにも波及してしまいます。そこに、後継者の参謀という存在があれば、いままでの違和感がクリアになり、そこに生まれた余白から新たな事業戦略アイデアが生まれます。これこそ、あなたが思い描いた後継者としての姿ではないでしょうか。本来は、優秀な後継者として輝くべき存在なのですから、一人で悩んでいる時間は知的資産の浪費です。
最後に、後継者のあなたに
いま違和感は、ありますか?
違和感と孤独が強くなる前に、その想いを吐き出してみませんか。
